友引の意味 通夜 葬式はどうするの? 2014/02/02
2014/02/02
友引
友を引くということで慶事(結婚式や出産等のお祝い事)に喜ばれますが、葬儀は大いに忌(つつし)むべきとされています。
朝、晩は吉、昼は凶です。とされていますが、これは間違った常識です。
結論から言うと友引きの日に お通夜でも葬式でも法事でもやっても構いません。
六曜と冠婚、葬祭は全く関係ありません。
友引とは六曜のひとつで中国から伝わった占いですが
仏教行事、冠婚葬祭、神社の行事と何も関わりもありません。
その「友引」も もともと「共引」と書かれており、友達の意味では
ありません。もともとの意味は 共に引く 引き分けという意味です。
他の六曜の先負、先勝、とありますように戦とか勝負ごとのときに
使われた占いのようです。
安倍晴明でゆうめいな陰陽道の中にに、 ある日ある方向に
事を行うと災いが友に及ぶとする「友引日」という日があるのだが
それと間違ったのか わざと書き換えたのか「共引」がいつの間にか
「友引」になってしまっている始末です。
仏も滅するような最凶の日が毎月4~6回もありますが、
「仏滅」も もともと「物滅」と書かれ、物を相手に取られる
という意味で、仏様と縁も ゆかりもありません。
決して仏様が亡くなった日と勘違いしてはいけません。
友引の日 火葬場は休み?
火葬場が友引の日に休むところは少ないでしょうが、
休みのところもあるようです。
しかしどうせ休みを取るなら火葬が少ない日になる
「友引」にしようとしたにすぎず、それは自治体の都合で
決めた事で友引という特別な日だからという事ではありません。
管理人の近く火葬場の休日は1月1日のみです。
六曜とは
中国の時刻、吉凶占いが室町時代の頃日本に伝わって
きたもので江戸時代の頃より庶民の間に広まりました。
(※実際メジャーになったのは明治以降)
間違った常識 六曜占いが日本で広がった理由は?
で説明しています。
結構いい加減な理由で広がってしまいました。
==============================
六曜には「友引」以外に「先勝」(せんしょう、せんかち)、
「先負」(せんまけ、せんぷ)、「仏滅」(ぶつめつ)「大安」(たいあん)
「赤口」があります。
先勝
「先んずれば即ち勝つ」ということで、午前中が吉、
午後(二時から六時まで)は凶
先負
先勝と逆で、午前中が凶で午後は吉です。
公事、急用は忌む日とされています。
仏滅
万事に凶である悪日です。
大安
最良の日で、何事をなすにも吉です。
先勝
「先んずれば即ち勝つ」ということで、午前中が吉、
午後(二時から六時まで)は凶
赤口
「大凶」の日ですが馬の刻(正午頃)だけは「吉」になります。
「赤」の字が示すとおり、刃物や火の元には特に要注意とされています。